オメガ6とオメガ3のバランスが健康へのカギ!

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オメガ6とオメガ3のバランスが健康へのカギ!

一般的にリノール酸とα−リノレン酸の摂取比率を1〜4:1にするのが最も健康的と言われています。
リノール酸の過剰摂取を指摘しましたが、適量であればリノール酸も私達の体にとっては必要不可欠な脂肪酸です。

なぜ、オメガ6とオメガ3が両方とも必要かと言うと、リノール酸とα−リノレン酸が体内で全く正反対の働きをするからです。
リノール酸は細胞を硬くするのに対し、α−リノレン酸は細胞を柔らかくします。
リノール酸に偏った食事をすれば、細胞が硬くなり、栄養素や老廃物がスムーズに行われにくくなります。

逆にα−リノレン酸ばかり摂取してしまうと、細胞が柔らかくなりすぎて張りがなくなってしまいます。
双方をバランスよく摂取することで柔軟性と張りを備えた細胞膜を生成・維持することが出来るのです。

現代の食生活では、加工食品が多くなったことで、食用油からも、ほかの食べ物からもα−リノレン酸が失われています。
今やリノール酸とα−リノレン酸の摂取比率は10〜50:1とまで言われ、とてもバランスが崩れている状態なのです。

この比率を少しでも1〜4:1に近づける努力をして、健康的な細胞を作っていきましょう。